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  • 執筆者の写真武志 樋口

一回で変化する理由はこれ!


前回の続きとなります。まだ前回の記事を読んでいない方はこちら


★赤ちゃん頭が歪むメカニズムは下記のボタンから

元々痛みや身体の歪みの施術で頭蓋骨を整える事をしていたため、

「赤ちゃんの頭の形ケア・発達相談

で、いろいろなお子さんを診るようになって思ったのは

『同じ斜頭でも歪み方は違っている。』

『大人よりも骨が動きやすい。』

ということ。


そして、施術の内容、変化を撮影してアップしていると、

「一回の施術で結構変わるな!」

「他に直後の変化をアップしている人いないなあ。」

と、気が付きました。


【一回で変化する理由はこれ!】


基礎になっているのは歪みの捉え方

頭蓋骨の歪みを球体として捉えて軸を仮定して判別するようにしています。


☆歪み方の例

α、β、γから力がかかった場合どれも「左斜頭」になりますが、

頭の断面を見ると


主に力がかかるのが

・αは側頭骨(オレンジ)頭頂骨(緑)

・βは側頭骨後頭骨(紫)頭頂骨

・γは後頭骨頭頂骨

と、なります。


これをふまえて

【大まかな歪みの特徴】


α

・前後に伸びたように見える。

・顔の左側が前に出やすい。

・右側頭部が盛り上がる。


δ

・楕円形に長くなる。

(左前方、右後方に伸びたように見える。)

・左耳が前に出る。

・顔の左側が前に出やすい。


γ

・右耳が前に出る。

・右のおでこが出る。

・右のはちはりが強くなる。


平面でみたときにはこういった特徴が見られますが一例であって、必ずしもこうなるというわけではありません。

お子さんによって差がありますので、頭の当たっている位置と歪み方を参考程度に照らし合わせてみてください。


横から見た時の力のかかる位置の違い。


①と②の高さに圧がかかる場合で歪み方も変わってきます。

【原因と歪み方の一例】


①原因

平らな所に寝かせる。

反り返り。

 ↓

・後頭部が平らになる。

・おでこがでる。

・はちはり。

・目の大きさが変わる。等。


②原因

枕の位置が高い。

抱っこの時に腕で頭を起こすように力をかけている。

 ↓

・首から頭にかけて平らになる。

・耳の位置が前にずれる。

・強いはちはり。

・頬骨、口等左側の顔全体が前に出る。等。


これらが複合で出る場合もありますし、原因もこれだけではなく様々な場合があります。



★大まかな圧のかかる方向

α横向きで側面からの圧

β軽度の左向き

γ ちょっと左向き

基本的には圧がかかっている骨は指先の方向にズレていることが多くなります。


しかし、各骨は頭蓋骨が球体のため回転性のずれを起こします。

そして真ん中の蝶形骨(黄色のM字形の骨)は左右で繋がっているため対側には

逆回転の力がかかり、歯車のようにそれぞれの骨の軸が変わって歪み方が違って来ます。


これを3次元的に捉えてあげると各骨の戻りたい方向が見えてきます。


月齢や個人差によって骨の大きさや筋肉、皮膚の固さが異なるため「絶対にこうなる。」と、いうのはないのでその子の状態を判別することが重要となります。


これらをふまえて、今現在の形をどう戻すか、どの骨がどんなズレ方をしているのかを施術することが一回で赤ちゃんの頭の形に変化を出せる秘訣です。


もちろん、

・ご自宅でのパパママの頭のマッサージの仕方。

・身体の反りや出産時の緊張など歪みを作てしまった状況の改善。

・寝かせ方やベッドの配置などの環境の改善。

が重要で第一になります。

これだけで丸くなっていく子も多いです。


しかし、来ていただいた方に改善方法やアドバイスのお話はさせていただきますが、対面施術前後で変化が出せるなら、更に「来て良かった。」「頭の形丸くなるかも!」と思っていただけると考えています。


・お子さんの頭の形が気なっている。

・施術をしているけど直後に変化したことなんてない。

そんな方に

『なぜしらふじ整骨院では一回の施術で変化が出せるのか。』

を知っていただくために今回ブログを書いてみました。


次回は施術の内容を書こうと思います。

力技ではなく、ちょっと特殊な技術ですので興味がる方は是非ご覧ください。


前回同様ですが、早く記事を読みたい方はコメント、登録よろしくお願いいたします。

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